眠りたい。でも、睡眠薬を飲むのは怖い。
不眠に悩んでいた頃、私はそんな気持ちを抱えていました。
🌀 薬で眠れたとしても、翌朝きちんと起きられるのか。
🌀 今の仕事を続けられるのか。
🌀 依存してしまわないか。
前の記事では、一年目の眠りの経過を振り返りました。
今回は、睡眠導入剤を飲むことへの気持ちと、不眠を抱えながら仕事を続けてきた体験を書きます。
眠りたいけれど、睡眠薬を飲むことが怖かった

自分だけなら、医師に相談しなかったと思う
当時、私は睡眠薬に対して、依存してしまったり、日常生活に支障が出たりするのではないかというイメージを持っていました。
日中まで眠気が残ったり、仕事中に眠ってしまったりしたら、今の仕事を続けられなくなるのではないか、心配していました。
自分だけなら、医師に相談しなかったと思います。
相談のきっかけになったのは、知り合いの看護師の勧めでした。
夫も、毎日ふらふらしている私を心配して、何度も医師への相談を勧めてくれました。
それでも、「そのくらいじゃ不眠じゃない」「気のせいだよ」「生活習慣の問題では」と言われたらどうしようという不安があり、ホルモン補充療法を始めるときには相談できませんでした。
治療を始めてから、次の診察のときにやっと決心し、相談することができました。
実際には、医師は私の睡眠状況を聞いてくれて、眠れないという訴えを否定されることはありませんでした。
初めて飲む日は、翌日が休みの日を選んだ
薬を処方してもらっても、不安は残りました。
🌀 本当に眠れるのか。
🌀 眠れたとして、翌朝ちゃんと起きて仕事へ行けるのか。
🌀 依存してしまわないか、副作用は出ないか。
一方で、「これで眠れるかもしれない」「このつらさがなくなるかもしれない」という期待もありました。
期待と不安の両方が混ざっていたのを覚えています。
初めて薬を飲む日は、翌日が休みの日を選びました。
朝起きられないのでは、体に影響が出るのでは、と不安だったんです。
その夜は、久しぶりに途中で目が覚めずに4時間以上眠れました。
「やっと眠れた。薬でちゃんと眠れて良かった。朝も起きられて良かった」
翌朝は、ほっとした気持ちになったのを覚えています。
眠れたおかげか、前日までのだるさやしんどさも少し減っていました。
一度眠れても、続けて飲むことへの不安は残った
それでも、その後はなるべく薬を飲まないようにしていました。
🌀 薬に頼りすぎるのは良くないのではないか。
🌀 体が慣れて眠れなくなるのではないか。
🌀 飲まないと眠れなくなるのではないか。
そんな不安が残っていたからです。
相談を勧めてくれた看護師には、処方を受けた報告とお礼を伝え、その後の状況も話しました。
夫は毎朝、体調や睡眠の状態を聞いてくれるようになっていました。
2人とも、私が薬を飲まないようにしているのを見て、「もう少し薬をもらったらどうか」と言ってくれていました。
不安は残っていましたが、今のままでいるのもつらかったので、思い切って次の診察で相談してみようと思いました。
その後、医師に相談し、毎晩服用できる日数分の薬を処方してもらいました。
仕事には行けていても、以前のようには進められなかった

集中できず、頭が回らない
眠れない日が続く中で、仕事にも以前との違いを感じていました。
人と話したり、書類を作ったりする仕事で、集中力が落ちたり、頭が回らなかったりする。
それまでのような速さで業務を進められなくなっていました。
睡眠導入剤を処方してもらうようになった頃、直属の上司には、夜眠れないことと、薬の処方が始まったことを伝えていました。
ただ、閉経や更年期障害について詳しく話してはいませんでした。
男性の上司だったこともあり、私自身が伝えにくいと感じていたのだと思います。
共感してもらえても、業務量は変わらなかった
直属の上司は、不眠のことを話すと「大変だね」「つらいね」と共感してくれました。
「つらい時は言ってね」とも言ってくれました。
ただ、一人ひとりが仕事を担当する形だったので、基本的な業務量は変わりませんでした。
自分から減らしてほしいと伝えれば、調整できたのかもしれません。
それでも、新しく担当するケースを断ると、後から上層部に理由を問われることもあり、私自身にも「やらなければ」という思いがあったのだと思います。
体調を伝えたことと、理解してもらえた実感は別だった

「普通に仕事をしているように見えた」と言われて
その後、さらに上の女性上司と面談する機会があり、40歳で閉経し、更年期障害と診断され、治療を受けていることを話しました。
体だけでなく、気持ちの面でもしんどい状態であることも伝えました。
上司の返事は、「普通に仕事をしているように見えた」「辞めたくなるほど我慢する前に相談してね」というものでした。
ご自身の体調にも触れながら、「あなただけじゃないのよ」とも言われました。
話した後は、とりあえず「伝えたぞ」という気持ちがありました。
ただ、「あなただけじゃない」と言われたときは、話が上司自身の悩みにそれてしまったように感じました。
私には「自分ばかりがつらいわけではない」と言われたように聞こえ、私のつらさは理解してもらえていないのだろうなと受け止めていました。
今思えば、その頃もネガティブな考えになりがちだったのだと思います。
今も医師と相談しながら、睡眠と薬に向き合っている
今も仕事は続けています。
睡眠導入剤を飲むことへの不安は、当時に比べるとだいぶ減りました。
一方で、倦怠感や日中の眠気があり、薬の副作用ではないかと感じることがあります。
まだ睡眠と薬との付き合いは続いている最中で、通院のたびに医師と相談しています。
薬を飲むことへの気持ちは変わりましたが、眠りと日中の体調、仕事との両立については、今も課題を感じています。
眠りたいけれど、薬を飲むのは怖い。
そんな気持ちから始まり、周りの後押しを受けて、医師や職場に相談してきました。
今も体調に悩むことはありますが、医師と相談しながら、睡眠と仕事の両立を考えています。



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